五日町
2020年11月27日公開

 上越線五日町駅は、専用線ターミナル的な駅として、セメント、石油の到着貨物で活況を呈していましたが、2000年代半ばにそれらもすべて無くなり、駅自体も無人化されています。それら専用線のひとつ、駅北側にあったS友セメント専用線(五日町SS)には同社所有のセメントタキが到着するため、1台のシャンターが配置されていました。”D-25”号とある日立25トンです。
 実車銘板は見れませんでしたので、『機関車表』から引用します。
 「日立製作所(笠戸) 1970(昭和45)年製 製番 13147」
 前任地があり、向日町駅のS友セメント専用線にて、日通”モモW-1-9”号として使用されています。製造時の納入先はH州化学(和歌山工場)となっています。余談ながら、この工場専用線は、紀勢本線宮前〜紀三井寺間の途中分岐(扱いは紀三井寺駅)となっていました。









 この専用線は、『専用線一覧 昭和45(1970)年版』より、「S友セメント 作業キロ0.2キロ 総延長0.2キロ」とある引込線です。同社の五日町包装所(→1975包装所をサービスステーションに改称)が、1970(昭和45)年9月に開設されたことによる敷設と思われます。五日町駅から分岐する一本きりの線路で、荷卸場はシャッターで閉め切られる構造で、入換の無いときにはシャンターもこの中に仕舞われていました。

 貨車は、同社所有のタキ1900(美濃本巣駅常備)が到着していましたが、実際の発駅は青海駅(D気化学工業)でした。貨物扱いの廃止は2001(平成13)年でしたが、グーグルストリートビューを見ると、施設は残されており、さらに驚くことに庫内にシャンターの姿が確認できます。








専用線途中に踏切があった






D-25号が取り残されています

 S友セメント所有のタキ1900形も撮っていました。S友セメントはタキ1900形を最初に導入したユーザーであり、最も標準的なタイプだと思います。


タキ21937号


タキ51924号


タキ51962号


タキ81987号
すべて1991年4月撮影


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