D気化学工業専用線 (Dンカセメント)
(新発田)
2020年12月1日公開

 新発田駅のDンカセメント専用線を訪ねています。駅裏に当たる東口には地下道があり、地上に出るとすぐ目の前にセメントサイロとタンク車が見えました。入換を担当していたのは、鮮やかな水色のシャンターです。一目でニチユ10トン機と思われましたが、この時は銘板の確認は出来ませんでした。近著の『ニチユ(日本輸送機)機関車図鑑』によれば、1965(昭和40)年製 製番1087001。納入は東洋瓦斯化学工業。同書には組立図がありますが、さらにオプションとして簡易除雪板が取り付けられています。





 1969(昭和44)年新発田サービスステーションが竣工。
 『専用線一覧 昭和45(1970)年版』より、
 「D気化学工業専用線 作業キロ 0.4キロ 総延長キロ 0.6キロ」
 同社青海工場より”Dンカセメント”が、セメントタキ車にて到着していましたが、2002(平成14)年に貨車扱いが廃止となっています。グーグルストリートビューでみた限りでは、一部線路が残っているほか、施設そのものは継続して使われているようです。










 シャンターはもう一台、専用線の引上線の脇には、加藤8トン機が放置されていました。正面窓が落ちてしまった状態でしたが、貴重な鋳物台枠の”KATO”として四方八方から撮りまくっています。ところで、キャブ内をみると、製造銘板が2つあったのが不思議でした。
 @加藤製作所 昭和29年6月 製番291053 機関DB-5C 変速機P-5
 A加藤製作所 昭和34年2月 製番R21239 機関DB5C 変速機P-5
 『加藤製作所機関車図鑑』(イカロス出版)によれば、@は1954(昭和29)年に松本製紙(北松本駅)向けに新造納入した際のもの、Aは1959(昭和34)年に一般整備された際のものとのこと。”R”はリペアもしくはレストアでしょうか、製造4年で修理とは、使用開始後すぐに問題発生したのか。
 なお、この鋳物加藤はその後、個人所有として群馬県内にて保管されているようです(非公開)。

























すべて1993年3月撮影


炭鉄別館に戻る

炭鉄indexに戻る