2018年11月14日公開

 東海道新幹線をトンネルで潜る専用線として知られたTレ三島工場線です。三島工場はT洋レーヨン三島工場として、昭和33(1958)年3月に設立されていますが、すでに『専用線一覧 昭和32年版』には作業キロ 1.1キロとして記載されています。線路は、三島駅構内からトンネルを潜って北口側に出ると、わずかに市街を抜けて工場に引込まれていました。広大な工場敷地は、陸軍三島練兵場の跡地です。なお、余談ながら、現社名(1970〜)では1文字のみ引き継いでいる、レーヨンは人造絹糸(スフ)と呼ばれる化学繊維です。
 シャンターを撮るなら三島駅の上りホームで待つのかお手軽でした。やって来たのは冨士2号、独特(B-A)の軸配置を持つ三菱製の35トン機ですが、特注機ではなく、同型機は他の専用線にも見られました。『鉄道番外録』によれば、1970(昭和45)年製の製番1799。同型で製造年の1年若い冨士1号もいて、これは別の日に撮影しています。専用線は撮影の翌年(2007)5月に廃止。







 三島駅で見られた貨車は35トンガソリン専用車であったタキ35000形、エチレングリコール専用のタキ6600形、タキ15800形が主なもので、いづれも到着貨物でした。エチレングリコールはポリエステル繊維の原料と思われます。











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