20トン電車のあれこれ
正面窓
2015年10月5日公開
TYPE 20TON

 蒸し暑い夏の日、11号電車が正面窓を少しだけ開けて仕業に就いていました。些細な変化ですが、これを機会に20トン電車の正面窓についてまとめてみました。


(2015年8月宮浦)2位側の正面窓だけを少し開けている。


(2015年8月宮浦)4位側の窓は開けられていないが、窓固定用のフックが見えている。


(2015年8月宮浦)20トン電車の表情に少しだけ変化。


(2015年8月宮浦)


(2015年8月宮浦)

 20トン電車の正面窓は、「突出し窓」と呼ばれる外に向かって押し開くタイプとなっており、運転室扉や、運転台と干渉しないように、この方法が採られたと思われます。同じジーメンス機では、例えば上信電鉄のデキ1形は上下に開く回転窓です。20トン電車の原型では、4つの正面窓全てが突出し窓となっていたようですが、現車を見る限りでは、運転席の反対側2つのみが開閉できるようになっています(9号11号電車には窓枠上辺に蝶番(ヒンジ)が残っていますが、12号にはありません)。



 大牟田市保管の5号と1号電車について、突出し窓を車内から調べてみましょう。まずは5号電車から。


(2009年11月宮浦)5号電車港側窓枠。正面窓内側にフックがある。


(2011年11月宮浦)5号電車港側窓枠。窓枠はネジ留めされているため、実際には開かないようだ。


(2010年11月宮浦)5号電車浜側窓枠。こちらも正面窓内側にフックがあるが、窓枠はネジで固定。

 続いて1号電車。5号電車と違い、窓枠はネジ留めされていないので、開閉可能となっています。


(2010年11月宮浦)1号電車港側窓枠。正面窓外側にフック。なお、1号5号とも運転席側の正面窓はHゴムの固定窓。


(2011年11月宮浦)1号電車港側窓枠のフックをアップ。開き具合は3段階に調整できる。


(2010年11月宮浦)1号電車浜側窓枠。正面窓内側にフック。


炭鉄本館へ戻る