万田駅のあちこち
原万田駅
通勤ホーム跡
2004年10月24日公開
2010年11月23日画像追加
2015年3月28日リンク追加
Haramanda station

 原万田駅は、三池鉄道と国道208号が立体交差するそばにあった通勤駅です。築堤をゆく三池鉄道はいかにも本線らしい余裕が感じられますが、一日2往復の運行にはもったいないほどでした。駅そばは今では国道沿いの商業地に変わり、撮影の合間にはファーストフードを重宝しましたが、古い地図をみると周囲には社宅地が広がっていたはずでした。撮り始めた頃には、既にいくつかは閉鎖されたり、更地になっていたりと覚えています。当時は住人もなく荒れるにまかせた社宅地というのが点々とありました。
 上下ホームは構内踏切で結ばれていましたが、列車通過ではちゃんと打鐘していました。白線もしっかりと刻まれ、いつ通勤列車が来ても可笑しくない雰囲気満点。
 原万田駅からは2方向への支線が分岐していました。玉名線(原万田〜平井)分岐点は、駅から宮浦方に少し離れた地点でしたが、ポイントや渡り線はすでに撤去済みでした。枕木だけが玉名線の廃線跡を示していました。もうひとつ、荒尾駅への連絡線がありましたが、原万田側からの痕跡は見つかりません。この連絡線は謎のひとつで、本当に連絡していたのか(地図を見る限り、三池鉄道とは併走するだけで、そのまま玉名線(当時は三井化学工業専用鉄道)に続いている)、敷設者はだれか(陸軍造兵廠?)等。面白いことに、原万田駅そばの小学校の正門にいたる通学路が廃線跡と重なっています。

2013年に再撮影した原万田駅跡


(1992年8月原万田)原万田駅を通過する宮浦行き20号の単機回送。どこかの私鉄幹線といっても通用しそう。


(1992年8月原万田)そのまま追い撮り。高圧線鉄塔をくぐり抜ける独特の風景。


(1991年3月原万田)築堤下から上りホームへの階段があがっていました。ホームを結ぶ構内踏切より、雨に濡れる原万田駅を港方に望む。


(1991年3月原万田)下りホームから宮浦方向。構内踏切と信号機。


(1992年8月原万田)構内踏切より、宮浦方を望む。すぐ先で国道208号線をオーバークロスしている。


(1992年8月原万田)構内踏切から港方向を望む。ホーム近くの建物は小学校。かつては荒尾駅への連絡線が左へ分岐したはずだが、それらしい痕跡は見当たらなかった。ただし、小学校正門にいたる通学路が線路敷を再利用したように思われます。


(1991年3月原万田)玉名線分岐点。国道をオーバークロスしたその先にあった。すでに本線上にポイントはなかったが、枕木だけがその位置を示していた。


(1991年3月原万田)玉名線築堤からみた三池本線。現在、玉名線築堤は撤去されて住宅が建っている。


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