2017年4月20日公開

オールド耕運機

 忠霊塔から南に下って、富士宮市にある源頼朝ゆかりの山桜(樹齢1000年とも!)といわれのある「狩宿の下馬桜」に立寄りました。残念ながら、こちらも開花はまだまだといったところでしたが、隣接している富士宮市指定文化財の旧家井出家の高麗門と長屋を見学していると、古い耕運機が展示されていました。井関農機製の耕運機で、解説には昭和初期のヰセキの初代耕運機として昭和16年頃ものとあります。あまり知られていませんが、現存する旧型耕運機としては博物館級のものでしょう。




耕運機を操作するためのハンドルやレバー


ヰセキの文字が残る。エッチングの銘板らしきものもあったが、腐食のため判然とせず










発動機からの動力は駆動輪と鋤に伝えられている



 耕運機には動力としてヨシダ製の4馬力石油発動機が載っています。石油発動機とは、ウィキペディアの解説より引用すると、「灯油(ケロシン)を燃料とする内燃機関の一種である・・・基本構造はガソリンエンジンとほぼ共通するものであるが・・・構成部品に高い工作精度を要求されないため・・・地方の零細企業などで広く製造された。1930年代から1950年代の最盛期には・・・100近いメーカーが存在したと伝えられる」とあります。最近は古い発動機をレストアして運転会が催されることもあり、ユーチューブでも盛んにアップされています。この発動機も可動状態にあるように見えました。


耕運機としてはこちらが前


発動機は耕運機本体とは別パーツで、取り外しができる構造








四角い穴には冷却水が溜められる


消音器の桜マークがよい


製造は大阪にあった吉田商工部となっており、吉田発動機として知られる。型式Y型、4馬力、回転数650のスペック

撮影はすべて2014年4月富士宮市狩宿

  
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