三作製14号電車
20トンB形のヴァリエーション
2005年11月25日公開
2008年6月25日リンク追加
2010年10月6日リンク追加
Detail of Type 20ton B


 20トン電車のヴァリエーションとして、三作(三池製作所)製の14号電車を取り上げましょう。

 三作の製造とされるのは13〜16号の4両です。つづく17号以降は45トン電車へと大型化しますので、本線用20トン電車としては、最終増備のグループとなりました。私が最初に訪ねた頃(1990年)には、すでに13号と15号の姿はなく、14号のみが配置、16号が廃車留置という状況でした。竣工図表によれば、13号が昭和3年製、14〜16号が昭和9年製、オリジナル1号機が明治44年製ですから、じつに25年にわたる息の長い増備だったことになります。昭和30年代に運転室拡張や、軸間距離拡大の工事を受け、最終的なスタイルは1〜12号と変わるところはありません。
 

 撮影時点では、実車14号はいつも港本庫に留置されていました。電源車対応車として、浜側ボンネットに電気ジャンパ栓を装備していましたが、ペアとなるべき電源車(デ形)は1両が廃車済みで足らず、その立場は予備12号の予予備で、ほとんど稼動のチャンスはなかったと思われました。すでに塗装の褪色が顕著でしたが、鉄道廃止以前に姿を消しています。



(1991年9月三池港)1位側(港側)より。三作製の特徴である短い端梁と、フチ取りのない側窓のため、ジーメンス機に比べると腰高な印象。


(1993年3月三池港)14号の港側正面。ボンネット上のベンチレターは、丸型のものが中央に、その分、点検蓋が小さい。本来、14号は電源車とともに宮浦駅で使用されるため、エアーホースおよびスピーカーを装備。


(1991年9月三池港)2-4位側サイドヴュー。左右で側窓高さが異なるのは、20トン電車共通の特徴。


(1990年3月三池港)浜側ボンネットの点検蓋が大きい。。製造年のペイントはMIIKE S.9-8


(1990年3月三池港)港本庫にて。


(1990年3月三池港)Zパンタを装備。


(1991年3月三池港)14号浜側ボンネットアップ。こちら側のみに、電源車用のャンパ栓が並ぶ。


本館ページへ戻る