セナ形炭車
その3
2012年7月7日公開
Type of SENA

 セナ291〜308号は、私有有蓋ホッパ車ホラ1形が、廃車後に三池鉄道に転じた炭車です。セナ形の中では1割にも満たない少数派でしたが、もともと有蓋だった頃の名残で、炭箱上辺の形態差から見つけることは容易でした。
 ホラ1形は、昭和35年日本車輌で製造された有蓋ホッパ車(セメント17トン積み)。所有者は麻生産業(船尾駅常備)から麻生セメント、昭和48年同社船尾石灰鉱山の売却によって三井鉱山(船尾鉱業所)へと転じた。晩年は屋根を外し、無蓋ホッパ車として石灰石輸送に転用されている。昭和56年廃形式。


(1995年7月三池港)九電線をゆくセナ列車。手前のセナ306号には形式ホラ1、三井鉱山株式会社などの文字がうっすら見える。

 前述のように、元私有貨車だったので、うっすらと所有者や形式、常備駅が読み取れます。旅行メモに、セナ292号には麻生産業三井鉱山が重なり、船尾−上戸畑間専用、セナ302号は船尾−西八幡間専用と読み取れたとありました。


(1992年8月三池港)セナ294号。形式ホラ1、三井鉱山株式会社、船尾駅常備、船尾−西八幡間専用などの文字が読める。


(1992年8月三池港)セナ295号。有蓋だったころの名残で、梯子の形状も独特。


(1991年3月三池港)セナ297号。


(1990年3月三池港)セナ299号。


(1992年8月三池港)セナ308号。


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セナ形炭車その4