伊豆箱根鉄道駿豆線
ED33号
2012年4月1日公開

 伊豆箱根鉄道駿豆線にはED32、ED33という2両の電気機関車が所属しています。いずれも東芝車両 昭和22年製となっています。ED33号は、元西武鉄道E33号を昭和27(1952)年に譲授したもの。昭和47(1972)年6月に駿豆線の貨物輸送は廃止されていますが、以降も工事列車の牽引や、大雄山線の甲種輸送(東海道本線を経由して行われる)に使用され、普段は大場駅(大場工場)に配置されています。とくに甲種輸送は定期的に行われるため、両機とも整備状態は良好に保たれています。
 写真は2012年3月に行われた「踊り子号で行く1100形&ED撮影会」の際に撮影したもの。大場工場は外からは窺いし難い立地のため、撮影会は貴重な機会となりました。私鉄向け東芝標準型機関車としては、三池20号三池22号の兄弟機にあたる(駿豆機の方が1〜2年古い)のも、興味深い点です。台車に電車用のTR22型を採用しているのが特徴です(*1)

 撮影はすべて2012年3月大場
(*1)『鉄道ピクトリアル842号』澤内一晃「東芝戦時型機関車の導入過程」によれば、新造時当初からと推測されるという。


 運転台は横向きの一席。写真の向きは非運転席側にあたる。


 左右側面で通風桟の個数が異なる。また、正面窓も運転席側はわずかに広い。


 キャブには東芝車両の銘板がつく。形式ED31-02 ED33号というのが正式名称。






 修善寺側端梁。ED33号のATS取り付けは遅れたため、大場工場入換に限定されていた時期もあった。




 ボンネット中央の点検蓋は、後付けだろうか。


 三島側のボンネット上には列車無線アンテナが載る。




 撮影会終了間際には、さらに貨車3両を繋げて7両に。


 トム500形の入換実演。



(2012年3月大場)ED33号がトム500形(503+502+504+507)を引き出します。貨車からの軋み音がすごいです。


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