四ツ山駅のあちこち
四ツ山分岐点
2008年9月1日公開
Yotsuyama station

 三池本線のジャンクション機能を持っていた四ツ山駅。四ツ山ヤードや港ヤードへむかう下り列車は、四ツ山駅の分岐を左に逸れて三池本線へ、高架桟橋や港駅(通勤ホーム)へむかう下り列車はそのまま直進して桟橋線へと分かれます。
 本稿では便宜上、三池本線と桟橋線に区別しましたが、どちらも本線であることは間違いありません。四ツ山〜三池港間(1890メートル)は4線区間(複々線ではない)として鉄道廃止時まで籍がありました。歴史的にも高架桟橋(貯炭場)へ向かう線路は、沿線坑口から三池港というルートを考えると重要性が増します。おそらく沿線坑口のあらかたが閉坑したため、通勤線として再活用されたと考えられます。桟橋線上では列車の輻輳が見られたことでしょう。
 写真の頃(1991年)には、まだ桟橋線をあがる45トン電車や、高架桟橋で入換を行う20トン電車の姿が見られましたが、ダイヤ上にはスジは組まれていなくて、おそらく発電所向け列車と同じように都合運転が行われていたと思われます。これらの列車も1992年頃に見られなくなり(ひとつには浜貯炭場からの石炭列車がなくなったことと関係がある様です)、またパイプラインに用地を提供するため、廃止以前にレイル撤去が行われました(看板写真(2)参照)。


(1992年7月四ツ山)十三間道路(西原駅)側からみた四ツ山駅入口。上り線に見えるポイントは?


(1991年3月四ツ山)桟橋線を足元に浜駅方向を望みます。


(1991年3月四ツ山)上記写真では分かりにくいので、アップにしてみました。


(1991年3月四ツ山)振り返って港駅方向を望みます。築堤をあがる桟橋線(複線)と、四ツ山ヤードへ続く三池本線(複線)が分かれました。


(1996年2月四ツ山)撤去された桟橋線。


 写真と記憶を頼りに四ツ山駅浜側の配線を整理してみました。ジャンクションそのものはシンプルですが、四ツ山坑線・荒尾駅連絡線の平面交差によって複雑化しています。
 ところで、例えば高架桟橋で石炭を卸した列車が港駅へ帰るような場合、どのような形で移行したのでしょうか。電車回送ぐらいでしたら、渡り線を使って小回り良く出来そうですが、列車となると機回しを含め本線を長々塞いでしまいます。一旦、万田駅で折り返すといった運用が組まれたのでしょうか。


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